NEXT
HOME
click here
VP-4
”Skinny Dragons”とは、骨と皮ばかりの竜を意味するが、恐らく創設時の部隊名では無かったのではないだろうか。尾翼に書き込んだワイバーン(翼をもつドラゴン)のインシグニアが、中国の彫刻の龍のように細長い胴体であった為、誰かがそう呼び始めたのではないかと邪推している。同じドラゴンでもアジアと欧米ではイメージが異なるようだ。どうもVF-143”Pukin'Dogs”と同じような経緯をたどって、彼らの正規部隊名になったような気がする。どなたか由来がお分かりであればお教え願いたい。
 VP-4もVP-1とほぼ同時期の1943年誕生したが、こちらは比較的脅威の少ないアラスカ方面を担当し 実戦には殆ど参加していなかったようだ。1966年にP-2VからP-3Bに機種変換し 1984年2月にP-3Cを受領して 厚木でも良く見かける部隊である。右のインシグニアの通り、最近のDragonはすっかり太ったようだ。
1943年に設立したと上述したが、第2次大戦前の1928年には哨戒飛行隊VP-4というのが存在していたらしい。しかし、現在の歴史に繋がる飛行隊とも言えず、現行のVP-4の直系に当たる部隊はやはりアラメダで設立されたVB-144(爆撃飛行隊)が起源ということらしい。現在の哨戒飛行隊VP-4という名前になったのは、大戦後の1948年になる。1956年には、正式な対潜任務で沖縄に派遣されており 日本にもこの辺から縁が深くなっているようだ。1964年ハワイのバーバースポイントをべ−スとし始め、1965年にP2V-7を使用している頃から、スキーニードラゴンズと呼ばれるようになった。1966年にP-3Aを受領。
三沢を離陸するVP-4のP-3B。VP-4は、1979年5月にやっとB型を受領した。1984年2月にP-3Cに更新している。長らくB型を見れた飛行隊の一つ。
Tailmark of VP-4 (1976)
Tail-Marking of VP-4
やせ細った龍を尾翼に書き込んでいたVP-4も 他の部隊のマーキングが次第に大きく派手になっていく中、第4飛行隊の”4”の文字を尾翼に入れ龍を黒のシルエットでタッチする新マーキングに変更した。このマーキングはその後のロービジ化の波の中で、短い期間で姿を消した。その後 完全なロービジ時代に突入し、VP-4は隊長機のみがカラーの腹ボテドラゴンを尾翼に入れていた。
YD-1/153436
YD-5/153432
YD-6/153431
YD-7/153430
Wings
YD-5/153432
YD-4/153444
YD-2/152755
(1994)
(1994)